アンテナ修理やアンテナを取り付け工事の際には設置方向が重要

アンテナ修理やアンテナを取り付け工事の際には設置方向が重要

テレビがデジタル放送になってから起きなくなった現象として、映りが悪いというものがあります。
アナログ放送だった頃にはアンテナの向きを変えながら最も良く見えるところを探したものですが、デジタル放送は映るか映らないかのどちらかです。
向きが悪くなれば写りが悪くなることなく、映らなくなります。
よって設置方向がとても重要です。
受信レベルが良くない状態で設置すると、映る時と全く映らない時と言う悲惨な状態になってしまいます。
だから全く映らなくなったと言う時でもアンテナ自体の故障ではなく、向きが変わってしまっただけかもしれません。
アンテナの設置方向は地域にある電波塔の位置によって決まります。
それぞれの地域で位置が公表されているので、その向きに合わせると受信レベルが高くなります。
複数ある場合には、受信する電波塔によって受信できる番組が変わることもあるので、注意が必要です。
正確な方向は受信レベルを測定できる機材で確認しながら行うと安心です。

アンテナの設置や修理工事は専門家を頼るのが最適です。

アンテナの設置や修理は商品を購入したお店などに依頼するのが当たり前と考える方が多いですが、実際のところはそれがベストとは限りません。
メーカーの保証期間が過ぎている場合や、保証の対象外の工事が必要になるとコスト面では不利になるケースもしばしばあります。
このような場合には、アンテナ工事の専門家が集まる電気工事店などを頼るのがベストです。
この分野の工事に特化している分、迅速でリーズナブルな価格設定であることが多い傾向が見られます。
それに加え、専門家ならではの知識と経験、技術力を活かした工事が行われます。
例えば、現地調査の段階でレベルチェッカーと呼ばれる専用の装置を使い、設置する建物で最も効率よく電波をキャッチできる方法を探ります。
この際、アンテナの設置場所だけでなく、向きや角度までも検証するのがプロです。
電波の状況があまり良くない場合には、ブースターの設置なども提案してくれます。
つまり、良心的な業者は工事の前段階で電波状況やより快適な環境作りの提案まで行います。
そのうえで、プランに基づいた確実な工事に取り組みます。
嬉しいことに、このような会社に仕事を依頼すれば、工事終了後に何らかの影響でテレビが映らなくなったり、アンテナにトラブルが発生した場合に無料で修理を行うアフター保証も充実しています。

著者:今靖之

筆者プロフィール

埼玉県川越市生まれ。
大学卒業後アンテナ修理業者に勤務。
今回は気になるアンテナ修理の相場について記事をまとめました。